ナイター練習のコツ:夜の打ちっぱなしで気をつけること

この記事の結論
夜の打ちっぱなし(ナイター)は、仕事帰りに通いやすく、夏は昼間より涼しく練習できる時間帯です。ただし、球の行方が見えにくい、気温が下がって体が固まりやすい、閉店時刻が決まっている、という昼間との違いがあります。
夜の練習は「球の行方を追う練習」ではなく「当たりの手応えと方向をそろえる練習」に向いています。 ドライバーで飛距離を確かめるより、7番アイアンやウェッジで同じ当たりを繰り返す日にすると、夜の弱点が気になりません。
ナイター営業の有無と最終受付の時刻は施設によって違うので、行く前に確かめ、ストレッチの時間を昼間より長くとってください。
夜と昼で何が変わるか
| 項目 | 昼間 | 夜(ナイター) | 夜の対策 |
|---|---|---|---|
| 球の見え方 | 最後まで見える | 照明の届く範囲を越えると見えにくい。高い球は途中で見失う | 落下地点より、打ち出しの方向と手応えを見る |
| 距離看板 | 読める | 照明の当たり方で読みにくい看板がある | 明るいうちに看板の位置と距離を覚えておく |
| 気温 | 季節による | 昼より下がる。冬は体が固まりやすい | ストレッチを長めに。脱ぎ着しやすい服 |
| 混み具合 | 施設による | 仕事帰りの時間帯は混みやすい施設がある | 時間に余裕を持つ。混んでいれば球数を減らす |
| 時間 | 余裕がある | 閉店・最終受付が決まっている | 逆算して到着時刻を決める |
| 虫 | 少ない | 季節によって照明に集まる | 夏は虫よけを |
ナイター設備は、打席とその前方を照らす照明が基本です。照明の届く範囲は施設によって違い、球が遠くへ飛ぶほど、また高く上がるほど見えにくくなります。これは練習場のせいではなく、夜に打つなら避けられないことです。
夜に向いている練習
球の行方が見えにくいなら、見えなくても分かることを練習の中心にします。
- 当たりの手応え:芯で当たったか、ダフったか、トップしたかは、手に伝わる感触と音で分かります
- 打ち出しの方向:照明の中で球が飛び出す最初の方向は、夜でもはっきり見えます
- 構えと振り幅の再現:同じ場所にボールを置き、同じ振り幅で振る練習は、球の行方に関係なく進められます
- 短いクラブ:ウェッジや9番アイアンは、球が高く上がっても照明の範囲に落ちやすく、結果まで見えます
逆に、ドライバーの飛距離を確かめる、高い球の落下地点を見る、といった練習は昼間にまわします。夜にドライバーを打つなら、「打ち出しの方向と手応えだけを見る」と決めてから打ちます。
仕事帰りの60分の時間配分
仕事帰りに寄るときは、到着から帰るまでを60分と決めておくと続けやすくなります。
| 時間 | すること | 球数 |
|---|---|---|
| 0〜5分 | 受付、打席の準備、荷物を置く | 0球 |
| 5〜15分 | ストレッチと素振り(昼間より長めに) | 0球 |
| 15〜25分 | ピッチングウェッジ。腰から腰の振り幅で当てる | 10球 |
| 25〜45分 | 7番アイアン。同じ構え・同じ振り幅で、手応えと方向をそろえる | 25球 |
| 45〜52分 | 好きなクラブ(ドライバーなど)。方向と手応えだけ見る | 10球 |
| 52〜57分 | ピッチングウェッジに戻って、ていねいに終える | 5球 |
| 57〜60分 | 片づけ、精算、メモ | 0球 |
球数は合わせて50球ほどです。仕事で疲れた体で100球を打つより、50球を集中して打つほうが、翌日に疲れを残しません。球数の考え方は初心者は何球打てばいい?に書いています。
手順としては、次の順番で進めます。
- 施設の最終受付の時刻を確かめ、そこから逆算して会社を出る時刻を決める
- 到着したら受付で打席を決め、照明の明るい打席を選べるなら頼む
- ストレッチと素振りに10分かける。素振りの前には必ず後ろと左右を見る
- 短いクラブから始め、7番アイアンを中心に打つ
- 閉店の15分前には打ち終え、片づけと精算にあてる
気温と体のほぐし方
夜は昼間より気温が下がります。とくに秋から冬は、デスクワークで固まった体のまま打席に立つと、肩や腰を痛めるおそれがあります。
- 打席に立つ前に、肩を前後にゆっくり10回ずつ回す
- 両腕を胸の前で組み、体を左右にひねる(10往復)
- 股関節をゆるめるため、足を肩幅に開いて腰をゆっくり回す
- 手首と指を開いて閉じて、血行をよくする
- 7番アイアンで、小さな振り幅の素振りを10回。徐々に大きくする
ストレッチの合計は10分ほどを目安にします。それでも体が重いと感じる日は、振り幅を腰から腰までにとどめ、フルスイングは控えめにします。痛みがあるときは練習を中止して、専門家に相談してください。
服装は、脱ぎ着しやすい重ね着が基本です。打ち始めると体が温まるので、最初は上着を着て、10球ほど打ったら1枚脱ぐ、という調整ができます。冬は、打っていない時間に手袋やカイロで手を温めておくと、グリップの感覚が保てます。季節ごとの対策は夏と冬の打ちっぱなしにまとめています。
夜ならではの安全の注意
夜は視界が昼間より狭くなります。安全の確認は、昼間以上に意識して行ってください。
- 素振りの前の後方確認:打席の後ろの通路は、照明の陰になって人が見えにくいことがあります。首を回して、しっかり見ます
- 打席の前に出ない:マットの前に転がった球は、夜はとくに見つけにくく、拾いに出るのは危険です。そのままにします
- 足元:打席やその周りの段差、濡れた床は、夜は見えにくくなります。歩くときは足元を見ます
- 帰り道:駐車場や駅までの道も暗くなります。クラブを持って歩くときは、ヘッドを下に向けて振り回さないようにします
マナーの全体は打ちっぱなしのマナーにまとめています。
ナイター営業の施設の探し方
ナイターの有無、営業時間、最終受付の時刻は施設によって違います。行く前に次の点を確かめます。
- ナイター営業をしているか(曜日や季節で変わる施設もあります)
- 最終受付の時刻(閉店の30分〜1時間前に受付を締める施設があります)
- 夜の料金の仕組み(夜だけ打ち放題になる施設、夜の料金が昼と違う施設があります。金額は施設によって違います)
- 照明のある打席の数と階(夜は使える打席が限られる施設もあります)
- 仕事場や自宅からの行きやすさ(駅から近いか、駐車場があるか)
地域の施設はナイター営業のある練習場から探せます。選ぶときの観点は大阪で打ちっぱなしを選ぶにまとめています。
よくある失敗
- 最終受付の時刻を確かめずに行き、受付が終わっていた
- 固まった体のまま、いきなりドライバーを振る
- 見えない球の行方を気にして、当たりの手応えに意識が向かない
- 夏の夜に虫よけを忘れ、集中できない
- 閉店ぎりぎりまで打ち、片づけが雑になる
よくある質問
Q. 夜は球が見えなくて、練習になりますか?
なります。夜は「球の行方を追う練習」ではなく、「当たりの手応えと打ち出しの方向をそろえる練習」に向いています。短いクラブを中心にすれば、球は照明の範囲に落ちることが多く、結果も見えます。ドライバーの飛距離を確かめる練習は昼間にまわしてください。
Q. 仕事帰りに寄るなら、何球くらいがいいですか?
50球前後が目安です。疲れた体で球数を増やすと、後半の当たりがそろわず、翌日に疲れが残ります。60分と決めて、ストレッチに10分、練習に40分、片づけに10分の配分で続けるのがおすすめです。
Q. 夏の夜と冬の夜で、気をつけることは違いますか?
違います。夏の夜は昼間より涼しいぶん練習しやすいですが、汗はかくので飲み物と虫よけが要ります。冬の夜は気温が下がり、体が固まったまま振るとけがにつながるので、ストレッチを長めにとり、手を温めてから打ちます。どちらの季節も、脱ぎ着しやすい重ね着で調整してください。
この記事の練習ができる場所
大阪の屋外ゴルフ練習場(打ちっぱなし)は、打席数・最大距離・ナイター・計測器付き打席で比べて探せます。
計測器のあるインドアで原因を見る
屋外で「なぜ曲がるのか」が分からないときは、フェースの向き・軌道・入射角を数字で見られるインドアの計測器が近道です。
運営元の施設 Golph.club Suminoe北加賀屋駅 徒歩6分・Uneekor EYE XO2
この記事は ヒャクギリ編集部(株式会社田中大介)が、Golph.club Suminoe の設備(UNEEKOR EYE XO2・AIトレーナー・GSPro)での練習を前提にまとめました。Golph.club Suminoe は株式会社田中大介が運営している施設です。数値の目安には個人差があります。痛みがあるときは練習を中止し、専門家に相談してください。