打ちっぱなしのマナー:隣の打席・安全・時間の使い方

この記事の結論
打ちっぱなしのマナーで最初に覚えるのは、安全にかかわる2つです。クラブを振る前に後ろと左右を見ること、そして打席の前(ボールが飛んでいく側)に出ないこと。 この2つは、周りの人と自分をけがから守るための決まりで、ほかのどのマナーよりも優先します。
そのうえで、隣の打席の人の邪魔をしない、打席の時間とボールをきちんと扱う、スマートフォンで撮影するときは周りの人を映さない、という配慮ができれば、はじめての人でも周りから浮くことはありません。
この記事では、安全にかかわるマナーを先に、次に周りへの配慮、最後に時間とボールの扱いの順で説明します。
安全にかかわるマナー(最優先)
| 場面 | すること | 理由 |
|---|---|---|
| 素振り・ショットの前 | 後ろと左右を見て、人がいないことを確かめる | 打席の後ろは人が通る通路。クラブが当たると大けがになる |
| ボールが前に転がったとき | 拾いに行かない。そのままにする | 隣の打席から打ったボールが飛んでくる |
| 打席の中の立ち位置 | 打っている人の前や、スイングの軌道の中に立たない | クラブとボールの両方が危ない |
| 子どもを連れているとき | 目を離さない。打席の中で走らせない | 子どもは打席の前に出やすい |
| クラブを持って歩くとき | ヘッドを下に向け、振り回さない | 通路ですれ違う人に当たる |
素振りの前に後ろを見る
素振りは、ボールを打つときよりも気が緩みがちです。打席の後ろは、ほかの人がボールを運んだり、飲み物を買いに行ったりする通路で、いつ人が通るか分かりません。
- クラブを構える前に、首を回して後ろと左右を見る
- 人が近くにいたら、通り過ぎるのを待つ
- 誰もいないことを確かめてから振る
この3つを、素振りのたびに繰り返します。はじめは面倒に感じますが、慣れると体が勝手に動くようになります。
打席の前に出ない
自動ティーアップの打席でも、マットの前にボールがこぼれることがあります。隣の打席の人も同時に打っているので、打席の前に出るのはたいへん危険です。こぼれたボールはそのままにしておき、施設の人が回収するのに任せます。どうしても気になるときは、受付に伝えてください。
隣の人の後ろを通るとき
通路を歩くときは、打席の後ろを通ります。打っている人のすぐ後ろを通るときは、その人がスイングを終えるまで一歩下がって待つと安全です。クラブは体の前で短く持ち、ヘッドを振り回さないようにします。
隣の打席への配慮
屋外の練習場は、打席が横に並んでいて、隣の人との距離が近い場所です。
- 大きな声で話さない:練習に集中している人がほとんどです。友だちと来たときも声の大きさに気をつけます。複数人で行くときのコツは友だちと打ちっぱなしに行くにまとめています
- 人の打席をのぞき込まない:上手な人のスイングを見たくなりますが、じっと見られると打ちにくいものです。見るなら離れた場所から短く
- 隣の人にアドバイスをしない:頼まれていないアドバイスは、善意でも喜ばれないことが多いです。聞かれたときだけ答えます
- においに気をつける:汗のにおいや香水、たばこは、風向きによって隣に届きます。喫煙は決められた場所で
- 音楽はイヤホンで:スピーカーで音を出すのは避けます
時間の使い方
- 混んでいるときは長居しない:待っている人がいるときは、球数を打ち終えたら速やかに打席を空けます
- 打ち放題の終了時刻を守る:延長できるかは施設によって違います。時間になったら片づけを始めます
- 打席を離れるときは荷物を置いたままにしない:長く席を空けるなら、受付に声をかけます
- 打席で長電話をしない:通話は打席を離れて、通路のじゃまにならない場所でします
- 打席の移動は受付に確認する:空いている打席に勝手に移ると、ほかの人の予約や施設の管理と重なることがあります
時間の使い方は、マナーであると同時に、練習の質にもかかわります。1球ごとに狙いを決めて打つ人は、同じ時間でも球数が少なくなります。球数より目的を優先する考え方は初心者は何球打てばいい?に書いています。
ボールと打席の扱い
| 場面 | してよいこと | 避けること |
|---|---|---|
| ボール | 施設のボールを、打席から打つ | 自分のボールを打つ。ボールを持ち帰る。隣の打席にボールを渡す |
| ティー | 備え付けのゴムティーを使う。自分のティーを使うなら片づける | 折れたティーをマットの上に残す |
| マット | 普通に打つ。ダフリで削れるのは仕方ない | わざと叩きつける。マットをずらす |
| 機械 | 説明どおりに操作する | 叩く、無理に押す。止まったら受付に伝える |
| 飲食 | 決められた場所で、こぼさないように | 打席のマットの上に飲み物を置く |
練習場のボールは施設の備品です。打席の外に転がったボールを拾って打つのも、持ち帰るのも避けます。
打ち終わったら、ティーやごみを片づけ、借りたものを返し、次の人がすぐに使える状態にして打席を離れます。片づけの手順は打ちっぱなしの行き方にまとめています。
スマートフォンでの撮影
自分のスイングを撮影して見直すのは、上達に役立つ方法です。ただ、練習場は公共の場なので、周りへの配慮が要ります。
- 撮影してよいかを、施設の決まりで確かめる(禁止している施設や、三脚を禁止している施設があります)
- カメラの向きは、自分の打席の中だけに収める。隣の打席の人が映り込まないようにする
- 三脚やスマートフォンのスタンドは、打席の後ろの通路に置かない
- 撮った動画をインターネットに載せるときは、ほかの人が映っていないかを確かめる
- 撮影に夢中になって、後ろの確認を忘れない
撮影中は、画面を見ながら構えることが増え、後ろの確認がおろそかになりがちです。撮影のたびに「後ろを見る」を意識し直してください。
声をかけられたとき・かけるとき
練習場では、施設の人や常連の人から声をかけられることがあります。「はじめてですか」と聞かれたら、素直に「はい」で構いません。使い方を教えてもらえることもあります。
逆に、自分から誰かに話しかけるときは、相手がスイングを終えて一息ついたタイミングを選びます。構えに入っている人には声をかけません。
よくある失敗
- 素振りに夢中になり、後ろを通る人に気づかない
- マットの前に転がったボールを拾いに出てしまう
- 友だちと来て、打席の中で2人同時にクラブを持つ
- 撮影のために隣の打席にまではみ出して三脚を置く
- 混んでいるのに、打ち終わった後も打席で長く休憩する
- 上手な人を近くでじっと見てしまう
よくある質問
Q. 空振りやダフリが多くて、周りの目が気になります
周りの人は自分の練習に集中していて、ほかの打席をほとんど見ていません。練習場には、はじめての人から上級者までいろいろな腕前の人が来ます。マナーを守っていれば、ミスの多さで迷惑になることはありません。安全の確認だけは、腕前にかかわらず続けてください。
Q. 隣の人の球が自分の打席に飛んできました。どうすればいいですか?
まず自分の身を守ることを優先し、危ないと感じたら打席の後ろに下がります。隣の人に悪気はないことが多いので、怒るより、受付に状況を伝えて対応をお願いするのが穏やかな方法です。逆に自分の球が隣に飛んだときは、ひと言あやまります。
Q. 子どもと一緒に行っても大丈夫ですか?
子どもの打席の利用には、年齢や保護者の同伴など、施設ごとに決まりがあります。行く前に確かめてください。打席の中では子どもから目を離さず、クラブを振る人のそばに近づけないことが大切です。詳しくは子どもと打ちっぱなしにまとめています。
この記事の練習ができる場所
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この記事は ヒャクギリ編集部(株式会社田中大介)が、Golph.club Suminoe の設備(UNEEKOR EYE XO2・AIトレーナー・GSPro)での練習を前提にまとめました。Golph.club Suminoe は株式会社田中大介が運営している施設です。数値の目安には個人差があります。痛みがあるときは練習を中止し、専門家に相談してください。