はじめての人へ

コースデビュー前にシミュレーターでやっておくこと

初心者練習時間 55分更新 2026-10-19
この記事で見る数字キャリー・効率
コースデビューの日のティーグラウンド
画像はイメージです(AI で生成)
目次
  1. この記事の結論
  2. 1ラウンドの流れを知っておく
  3. シミュレーターで確かめる
  4. 練習ドリル
  5. マナーは「安全」と「流れ」から覚える
  6. シミュレーターでは練習しにくいこと
  7. よくある失敗
  8. 練習メニューの例(55分)
  9. よくある質問

この記事の結論

コースデビューの前にシミュレーターでやっておきたいのは、上手に打つ練習よりも「1ラウンドの流れに慣れること」です。

具体的には、ティーショットで使うクラブを決める、グリーン周りで使う「得意な距離」を1つ持つ、9ホールを止まらずに回ってみる、の3つです。

デビュー前の目標は、シミュレーションゴルフソフト GSPro で9ホールを、打ち直しなしで55分以内に回り切ることです(1人で回る場合)。 これができれば、当日のペースや次に何をするかで迷う場面がぐっと減ります。

1ラウンドの流れを知っておく

はじめてのラウンドで戸惑うのは、ショットよりも「次に何をすればいいか」です。一般的な流れは次のとおりです。

時間の目安すること
スタートの1時間ほど前ゴルフ場に着く、受付、着替え
スタートの30分ほど前練習グリーンでボールを転がす、ストレッチ
スタート前半の9ホール(ハーフ)
前半のあと休憩(長さはコースによって違います)
休憩のあと後半の9ホール
終わったら精算、着替え

1ラウンドは18ホールで、前半と後半の9ホールずつに分けて回るのが一般的です。コースによって違いますが、ハーフをおよそ2時間ほどで回るのが一つの目安です。ゴルフ規則でも、1打はおおむね40秒以内で打つことが推奨されています。

スタート前の30分は、練習グリーンでボールを10球ほど転がし、その日のグリーンの速さを確かめておくと安心です。シミュレーターのマットとコースのグリーンでは転がり方が違うので、この数分で感覚を合わせます。スタート前の練習の順番は朝イチのティーショットで失敗しないにまとめています。

覚えておきたい言葉も、最初はこれだけで足ります。

  • ティーショット:各ホールの最初の1打
  • OB:コースの外。打ち込むと罰打があり、打ち直しなどが必要になる
  • グリーン:カップ(穴)のある、芝を短く刈った場所
  • パー:そのホールの基準の打数

シミュレーターで確かめる

数値・設定何に使うか見方
Carry(キャリー)ティーショットとグリーン周りで使うクラブの距離を知る10球の平均と、最大と最小の差
GSPro の PRACTICEコースのホールで、同じショットをくり返す1つの場面で5〜10球
GSPro の LOCAL MATCH9ホールのラウンドで流れを予行演習するマリガン(打ち直し)なし、OKパットあり

GSPro は2,400以上のコースを収録したシミュレーションゴルフソフトで、9ホールのハーフでも回れます。OKパット(GIMME)は、カップの近くまで寄ったら入ったことにする設定です。シミュレーターでは距離の長いグリーンの再現に限界があるので、デビュー前の練習ではOKパットを入れておき、ショットとペースの練習に時間を使うのがおすすめです。設定の考え方はOKパットの設定でスコアはどう変わる?を参考にしてください。

練習ドリル

ドリル1:ティーショットのクラブを決める

  1. GSPro の PRACTICE で、広めのホールのティーを選ぶ
  2. ドライバーと、ユーティリティか7番アイアンで、それぞれ10球打つ
  3. OBにならず、コースの中に残った球を数える

合格ライン:10球中6球がコースの中に残ったクラブを、当日のティーショットのクラブにします。両方6球以上なら、残った球が多いほうを選びます。ドライバーでなくても構いません。

ドリル2:グリーン周りの「得意な距離」を1つ作る

  1. 30ヤードを目標にして、ピッチングウェッジかサンドウェッジを選ぶ
  2. 振り幅を「腰から腰」に決めて、10球打つ
  3. キャリーをメモする

合格ライン:10球中6球が、キャリー25〜35ヤードに収まれば合格です。コースでは、グリーンまで30ヤード前後に来たらこのショットを使うと決めておけます。距離を打ち分ける練習はウェッジの「時計の針」ドリルでも紹介しています。

ドリル3:9ホールを本番のつもりで回る

  1. GSPro の LOCAL MATCH で、距離が短めで広めのコースを選び、9ホールに設定する
  2. マリガンなし、OKパットありにする
  3. 1打ごとに、構える前にクラブと狙う場所を決める。素振りは1回まで
  4. スコアと、かかった時間をメモする

合格ライン:1人で回る場合、9ホールを55分以内に回り切れば合格です。2人以上なら時間は延びるので、人数に合わせて目標を決めてください。実戦練習の設定は9ホールで実戦練習に詳しく書いています。

マナーは「安全」と「流れ」から覚える

マナーの多くは、けがを防ぐことと、後ろの組を待たせないことのためにあります。

  • 打つ人の前(ボールが飛ぶ方向)には出ない
  • 打つ人が構えたら、話さず動かない
  • 打ったボールが人のいる方へ飛んだら、大きな声で「フォアー」と知らせる
  • 自分の番が来る前に、クラブを選んでおく
  • ボールを探すのは3分まで(ゴルフ規則で決まっています)
  • グリーンでは、ほかの人のボールとカップを結ぶ線を踏まない
  • ショットで削った芝を戻し、バンカーは打ったあとにならす

このうち「自分の番の前にクラブを選ぶ」「素振りは1回」「1打を40秒以内で打つ」は、シミュレーターでそのまま練習できます。

シミュレーターでは練習しにくいこと

正直に言うと、シミュレーターだけでは準備しきれないこともあります。

  • 傾斜:打席は平らです。足元が傾いた場所からのショットはコースで初めて体験します(傾斜地のショット)
  • 芝と砂:マットからのショットは、芝やバンカーの砂の手応えとは違います
  • 長いパットの距離感:実際にボールを転がしますが、長い距離のグリーンの再現には限界があります
  • 風と歩く疲れ:1日コースを歩いたあとの体の重さは、室内では分かりません

デビューの日は、これらで多少スコアが崩れても当然と考えておくと、気持ちが楽になります。

よくある失敗

  • 練習でいちばん良かった1球を基準に、クラブを選んでしまう
  • ドライバーにこだわり、OBを重ねて焦る
  • ミスのあとに急いで打ち、さらにミスを重ねる
  • 当日、新しいクラブやボールを初めて使う
  • 練習グリーンでボールを転がさずにスタートする

練習メニューの例(55分)

デビュー前は2回に分けると無理がありません。1回目はドリル1と2、2回目は55分まるごとドリル3に使います。1回目の時間割は次のとおりです。

時間内容球数
0〜5分ストレッチ、7番アイアンで慣らす5球
5〜25分ドリル1:ティーショットのクラブを決める20球
25〜40分ドリル2:30ヤードの得意な距離を作る10〜20球
40〜52分LOCAL MATCH で最初の2ホールだけ、ドリル3の予行演習10球ほど
52〜55分ティーショットのクラブと、30ヤードのキャリーをメモ0球

よくある質問

Q. デビュー前にシミュレーターで何回ラウンドすればいいですか?

回数よりも、9ホールを止まらずに回れるかを目安にしてください。ドリル3の合格ラインを2回続けてクリアできれば、流れは十分つかめています。

Q. デビューで100を切れなくても大丈夫ですか?

大丈夫です。デビューの日はスコアより、ペースを守って最後まで楽しく回ることを目標にしましょう。スコアを意識するのは2回目以降で十分です。100切りの考え方は100切りは「全ホールボギー」で達成できるで解説しています。

Q. シミュレーターのスコアとコースのスコアは同じくらいになりますか?

同じにはならないと考えておくのが自然です。打席が平らなこと、芝ではなくマットから打つこと、OKパットの設定などで条件が違います。シミュレーターのスコアは、自分の中で前回と比べる目安として使ってください。

この練習に必要な環境

この記事のとおりに練習するには、次の環境が必要です。

  • ボールとクラブの両方を測る計測器初速・打ち出し角・スピンに加えて、フェースの向き・軌道・入射角まで測れること(例:UNEEKOR EYE XO2)
  • コースを再現するシミュレーションソフト本番と同じ流れでラウンドし、狙いと番手選びを練習できること(例:GSPro)
  • 人目を気にせず集中できる貸切の打席1球ごとに数字を確かめ、試し、記録するには、自分のペースで使える空間が要ります
  • 決まった時間に通える予約の仕組み練習は続けてこそ。空き状況を見て予約し、無人でも入室できる仕組みがあると通いやすくなります
練習したい方

この練習ができる場所

運営元の施設 Golph.club Suminoe北加賀屋駅 徒歩6分・Uneekor EYE XO2・AIトレーナー・GSPro

ヒャクギリの運営会社(株式会社田中大介)が運営している施設です。

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この記事は ヒャクギリ編集部(株式会社田中大介)が、Golph.club Suminoe の設備(UNEEKOR EYE XO2・AIトレーナー・GSPro)での練習を前提にまとめました。Golph.club Suminoe は株式会社田中大介が運営している施設です。数値の目安には個人差があります。痛みがあるときは練習を中止し、専門家に相談してください。